前回の続き:心拍とトレーニング

KINちゃん

2013年11月01日 19:18

前回の終わりにお話した【心拍とトレーニング】について、簡単にお話したいと思います。
※詳しく聞きたい方はAVRCのOJR先生に聞いてみると良いでしょう。

【心拍数とトレーニング】
心拍数を知ることで運動強度(自分のチカラの何%)の大体の目安になってくれます。例えば 運動強度80%の心拍数 = 自分の全力の約80%みたいな感じです。人それぞれの正確な数字を調べるにはかなりの精密機器が必要とされるため誤差は起こります。

自分でトレーニングをする上で知っておくと便利な運動強度とトレーニングの基礎知識をご紹介します。これは車に例えてみるとイメージしやすいです。



私達は運動時に燃料として大きくわけて【脂肪】と【グリコーゲン(糖質)】の2種類のガソリンを使用していると言われております。初めは脂肪ガソリンを使っています、そのガソリンを使うのに必要なのが酸素です。スピードを徐々にあげていくと、それなりに使用するガソリンの量が増えていくので、使用する酸素の量も増えていきます。一度に吸える酸素の量(人によって量が違う)には限りがあるので、必要とする量が増えると、呼吸を何度かにわけて行います。これが呼吸があれるということですね。でも更にスピードを上げると今度は酸素の量がまわらなくなり、今度はサブタンク(筋肉)に貯めてあるグリコーゲンを燃料として使います。グリコーゲンは酸素がなくても燃料として使えるんですね、でもその変わりグリコーゲンを使った時に排ガスのように出てくるのが乳酸という物質です。乳酸が筋肉内に溜まると動きがキツくなり「足が上がらない…」みたいになったりするんですね。そして酸素を多く送るということは血流も速くなっていくので、心拍数の数値で今どれぐらい頑張っているかの目安がとれる訳です!

ちなみに一度に吸える酸素の限界の量を最大酸素摂取量、上の内容で酸素をよく使う運動を有酸素運動、その反対の酸素をあまり使ってない時の運動を無酸素運動、有酸素運動と無酸素運動の境目付近をLT(乳酸性作業閾値)と言います。マラソンで走るときのベスト強度がLT(乳酸性作業閾値)のポイントです。

シンプルに説明するとこんな感じです。どう??車で例えたら余計ややこしくなったかな(笑)、まだまだ勉強は続きます!!

【次に続く】







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